オーブンシートとクッキングシートは同じような質感をしていますが、違いはあるのでしょうか?
また、オーブンシートとクッキングシートはお互いに代用できるのかも気になります。
この記事では、
・オーブンシートとクッキングシートの違い
・オーブンシートやクッキングシートの代用品について
・オーブン料理でクッキングシートの代用に使えないもの
について、ご紹介します。
名前が似ている、ワックスペーパーやキッチンペーパーとの違いもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
オーブンシートとクッキングシートの違い
オーブンシートとクッキングシートは、オーブンで天板に敷いて使用する分には、大きな違いはありません。
オーブンシートはオーブンでの使用に特化した商品ですが、クッキングシートは「水は通さないが水蒸気は通す」という性質を持ち、落し蓋や蒸し料理・電子レンジでも使用することができます。
オーブンでの耐熱温度は、商品にもよりますが、どちらも250度前後です。
クッキングシートは「使い捨てタイプ」が基本ですが、オーブンシートは「使い捨てタイプ」と「何度も繰り返して使えるタイプ」が販売されています。
クッキングシートは、「グラシン紙」という紙をシリコン加工して、水や油を弾くように作られた商品です。
オーブンシートの使い捨てタイプは、「オーブンペーパー」と呼ばれる事も多く、クッキングシートと同じように、グラシン紙をシリコン加工して作られています。
オーブンシートの何度も繰り返し使えるタイプは、グラスファイバーやPET樹脂のような丈夫な素材で作られています。
オーブンシートもクッキングシートも、オーブン内でピザやクッキー、肉や魚を調理するときに役立ちます。
しかし、製品によって耐熱温度に差があるため、注意書きをよく読んでから使うようにしましょう。
私の家にあるクッキングペーパーは、250度まで耐えられると書かれていますが、20分以上の使用は禁止されていました。
100円ショップで販売されている、おしゃれな柄のクッキングシートは、耐熱温度は230度で20分以内と書かれていました。
オーブンや電子レンジでの一時使用には、オーブンペーパーやクッキングシートが便利ですが、繰り返し使いたい場合は、厚手のオーブンシートがおすすめです。
オーブンシートやクッキングシートの代用品について
オーブンシートやクッキングシートの代用品を探している場合は、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
オーブンの天板に敷く場合はアルミホイル、落し蓋として使う場合はキッチンペーパー、電子レンジで蒸し料理に使う場合は布巾やキッチンペーパーで代用することができます。
オーブンの天板に敷く場合
オーブンを使用して、ピザやクッキー、パンなどを焼く場合は、アルミホイルで代用することができます。
代用品を使わずに、天板にサラダ油やバターを薄く塗って、食品が付かないようにする事も可能です。
しかし、使い古した天板では焦げ付きやすいため、何かを敷いた方が、お手入れしやすいです。
落し蓋として使う場合
クッキングシートを落し蓋に使いたいけど、在庫が無くなってしまった場合は、キッチンペーパーで代用できます。
アルミホイルで代用している人も多いかもしれませんが、アルミホイルは落し蓋に使ってはいけません。
塩分の影響でアルミホイルが反応し、溶ける可能性があります。
アルミホイルの注意書きに「落し蓋として使用すると、短時間で溶ける可能性がある」などの記載があるので、確認してみて下さい!
電子レンジで蒸し料理に使う場合
電子レンジでの蒸し料理には、湿らせたキッチンペーパーを使うと便利です。
また、清潔な布巾も同じように使用できます。
アルミホイルは、電子レンジで使用すると発火する可能性があるので、絶対に使わないようにしましょう。
オーブン料理でクッキングシートの代用に使えないもの
オーブンで使用するには、ある程度の耐熱性が必要です。
クッキングシートやオーブンシートの代用で、耐熱性の低い商品を使わないように注意して下さい。
クッキングシートの代用でワックスペーパーはNG!
クッキングシートの代用で、ワックスペーパーを使うことはできません。
見た目がクッキングシートと似ているワックスペーパーですが、ワックスペーパーは耐熱性を持っていないため、オーブンや電子レンジでの使用はNGです。
ワックスペーパーは、少し耐水性があるラッピングの包装用紙です。
最近は、可愛い柄のクッキングシートも販売されているので、クッキングシートがワックスペーパーの代用になるかも気になりますよね。
クッキングシートは、表面がシリコン加工されているので、テープでとめる事ができません。
リボンで結ぶ場合はクッキングシートもラッピングに使えますが、テープで固定できないことを覚えておきましょう。
商品を選ぶ時は、パッケージの注意書きをしっかり読み、ワックスペーパーとクッキングシートを間違えて購入しないように注意しましょう。
クッキングシートの代用でキッチンペーパーはNG!
クッキングシートの代用で、キッチンペーパーをオーブン料理に使うことはできません。
キッチンペーパーは、商品名に「クッキング」という名前が使われることも多いので、インターネットで購入する場合は注意が必要です。
パッケージの説明を読まずに購入すると、誤った商品を選んでしまう恐れがあります。
キッチンペーパーのような料理用の紙は、
- 湿らせて電子レンジで使う
- 落し蓋として使う
という事は可能ですが、オーブンでの使用には向いていません。
見た目が似ている「パラフィン紙」という商品もあります。
パラフィン紙とクッキングシートの違いについては、こちらの記事で解説しています↓
-
参考パラフィン紙とクッキングシートの違いは?代用できるのか特徴も紹介
続きを見る
オーブンシートとクッキングシートの違い:まとめ
この記事では『オーブンシートとクッキングシートの違いは?』『オーブンシートはクッキングシートで代用できる?』について紹介しました。
- オーブンシートとクッキングシートは、オーブンで天板に敷いて使用する分には大きな違いはないため、お互いに代用可能です。
- オーブンシートはオーブンでの使用に特化した商品です。
- クッキングシートは「水は通さないが水蒸気は通す」という性質を持ち、落し蓋や蒸し料理・電子レンジでも使用することができます。
- オーブンシートは、「使い捨てタイプ」と「何度も繰り返して使えるタイプ」が販売されています。
- オーブンシートやクッキングシートの代用品を探している場合は、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
オーブンシートやクッキングシートは、耐熱温度や時間を確認して、正しく安全に使用しましょう!
-
参考パラフィン紙とクッキングシートの違いは?代用できるのか特徴も紹介
続きを見る