部活を辞めたい高校1年生が、辞める前に考えるべきことをご紹介します。
高校1年生になって始めた部活も、数ヶ月経つと「もしかしたら自分には合わないかも」と思うことがあります。
この記事では、
・部活を辞めたい高校1年生が辞める前に考えるべきこと
・高校1年生で部活を辞めるメリットやデメリットについて
・部活を辞めたい高校1年生に伝えたいこと
・高校1年生で部活を辞めたいと思う理由
・高校1年生で部活を辞めると内申書に響く?
・部活を辞める時の手順やポイント
について、紹介しています。
部活を辞めたいと思っている高校1年生に、役立つ情報をお届けしたいと思います!
部活を辞めたい高校1年生が辞める前に考えるべきこと
部活を辞めたい高校1年が、辞める前に考えるべきことは、辞めることで解決される問題は何か、部活に未練が残っていないか、辞めた後はどうするのかです。
部活を辞めることで、本当に問題が解決されるのか、よく考えてみましょう。
辞めることで解決される問題は何か
高校1年生のうちに部活を辞めることで、解決される問題は何かよく考えてみましょう。
あなたの悩みは、部活を辞めることで全て解決されますか?
部活が原因で勉強する時間がない場合、高校1年生のうちに部活を辞めることで、勉強に集中できるようになるかもしれません。
しかし、部活以外の問題が原因であれば、部活を辞める以外にも解決策があるかもしれません。
部活に未練が残っていないか
部活を辞めたいと思っても、高校1年生のうちに辞めることに未練が残っていないか、自分自身に問いかけてみてください。
目標があって始めた部活で、目標を達成していないことに未練がある場合は、辞めた後に後悔する可能性があります。
その部活で自分が何をしたかったのか、高校1年生のうちに辞めて後悔することがないのか、自分の感情をじっくりと考えることが大切です。
部活を辞めたい理由を紙に書いたり、声に出してみると気持ちが整理されるのでおすすめです。
辞めた後はどうするのか
高校1年生で部活を辞めたあとに、どのように過ごすのか考えておくことも重要です。
例えば、「別の部活に入る」や「アルバイトを始める」など、具体的な計画を立てておくと良いでしょう。
部活を辞めるだけでなく、「〇〇をするために辞める」という明確な目的があれば、より納得して次のステップに進むことができます。
周囲の人からは、「部活を諦めずに続けて欲しい」という気持ちから、「部活を辞めると逃げグセがつく」という言葉を言われる場合もあります。
この言葉が引っかかって決断できない場合は、こちらの記事も参考にご覧ください。
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参考部活を辞めると逃げグセがつくのは本当?不安への対処法や気持ちが楽になる考え方
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部活を辞めたいと思っても、高校1年生のうちは辞めるメリットやデメリット、部活を続けることで得られるものについて考えることも大切です。
高校1年生で部活を辞めるメリットやデメリットについて
高校1年生で部活を辞めると、自分の自由な時間が増えて有意義に過ごせる場合もありますが、逆に目標を見失って無気力になってしまうこともあります。
部活を辞めるメリットやデメリット、部活を続けることで得られるものをよく考えて、後悔しない選択をすることが大切です。
部活を辞めるメリット
部活を辞めるメリットは、
- 部活のプレッシャーから自由になる
- 自分の時間が増える
- アルバイトを始めるチャンスが増える
- 友だちと過ごす時間が増える
- 文化祭や体育祭などの学校イベントに積極的に参加できる
- 勉強に集中できる時間が増える
などが挙げられます。
部活の練習が、朝早くや放課後、週末など長時間にわたり参加している場合は、その時間を有効に使うことができます。
アルバイトをしたり、趣味に時間を使ったり、友達と遊んだりすることができるようになり、部活のストレスから解放されるのは大きなメリットです。
部活の練習時間が多く、部活以外のことができない環境にいる場合は、辞めることで得られるメリットは非常に大きいでしょう。
部活を辞めるデメリット
部活を辞めるデメリットは、
- 部活を辞めると怠けがちになるかもしれない
- やることがなくて無気力になる場合がある
- 部活の友達と疎遠になる可能性がある
などが挙げられます。
部活を辞めたあとに、明確な計画がない場合、自分の時間がありすぎて毎日ダラダラと過ごすようになるかもしれません。
また、何も部活をしていないと、焦りを感じたり無気力になってしまう事もあります。
そのため、部活を辞める際には、そのあとの時間の使い方について事前に計画を立てることが重要です。
部活を辞めることは、人によっては後悔の原因となることもあるため、慎重に考えて自分にとって最適な選択をすることが大切です。
部活を続けることで得られること
部活を辞めるメリットやデメリットについて紹介しましたが、諦めずに部活を続けることで得られるものもたくさんあります。
高校1年生から部活を辞めずに続けることで、自己成長を実感できる、団結力の重要性が身につく、かけがえのない仲間と友情が深まり思い出が増えるなどの経験を得ることができます。
困難を乗り越えることで得られる自信は、計り知れません。
このような経験は、社会に出てからも非常に価値があると評価されます。
また、部活を通じてチームワークの大切さを学び、仲間と一緒に目標を達成する経験は、団結力を高めます。
部活動は全員が協力しなければ成り立たず、1人1人が重要な役割を担います。
高校1年生から部活を続けることで得られる経験は、社会に出たあとも仕事で活かされるでしょう。
また、部活での思い出は何年経っても消えず、築かれた友情も長続きするものです。
学生時代にしかできない部活動は、卒業後も心温まる話題として語り継がれることでしょう。
これらを踏まえて、部活を辞めると未練が残りそうな場合は、辞めずに続けることも後悔しないための選択肢になります。
部活を辞めたい高校1年生に伝えたいこと
部活を辞めたい高校1年生に伝えたいことは、高校生活はあっという間に過ぎ去る、自分の感情に素直になることの大切さ、色々なことに挑戦することの大切さです。
高校1年生になって、憧れの部活に入部したけれども、厳しい指導やチームメイトとの人間関係が重荷となり、部活そのものが苦痛に感じられることもありますね。
高校1年生のうちは、入部したばかりで辞めることを切り出しにくいものです。
しかし、無理に続けてしまうとストレスが増す一方なので、そうした状況に身を置く人に向けて、考慮すべき3つのポイントをお伝えします。
①高校生活はあっという間に過ぎ去る
部活は、高校生活の大きな部分を占めるものの、高校の3年間は予想以上に早く過ぎ去ります。
高校生活の貴重な時間を、心から楽しめない部活に使っていても良いのか、よく考えてみましょう。
好きでもない部活に苦しんで時間を費やすよりも、もっと充実した学校生活を送るための選択肢を探すべきです。
高校生活は、一生に一度の貴重な時間です。
「部活を辞めておけばよかった」と後悔することがないよう、もし辞めたいと感じたら早めに決断を下すことが大切です。
そうすれば、より楽しく価値ある高校生活を送ることができるでしょう。
②自分の感情に素直になることの大切さ
「部活を辞めたい」と思いながら、高校1年生から無理に続けていると、いつの間にか心が疲れ果ててしまいます。
ストレスで学校生活の全てが重荷に感じられるようになる前に、部活を辞めることを考えるのも大切です。
なぜ部活を辞めたいのか深く考え、必要ならば誰かに相談してみるのも良いでしょう。
気持ちを整理することで、自分にとって最適な選択が明確になります。
高校生活に後悔しないためにも、自分の感情に向き合い、次のステップを考えましょう。
③色々なことに挑戦することの大切さ
高校1年生で部活を辞めると決断することで、新しい部活やアルバイトに挑戦するチャンスに恵まれるかもしれません。
自分が好きでもない部活に時間を使うより、本当にやりたいことに時間を割くことで、より充実した学校生活を送ることができます。
もし、部活以外にやりたいことがあるなら、それを優先してみてはいかがでしょうか。
高校1年生で部活を辞めたいと思う理由
高校1年生で部活を辞めたいと思う理由は、練習が厳しい、指導者(顧問の先生)が怖い、やりたい事が他にある、部活の人間関係に悩んでいる、怪我で部活が続けられないという意見が多いです。
練習が厳しい
部活を辞めたい高校1年生は、予想以上に厳しい練習に追いつけない、上級者に囲まれて初心者には難しい、一生懸命努力しても上達しないという悩みを抱えていることが多いです。
スポーツだけでなく文化系の部活でも、過酷な練習は「辞めたい…」と思わせる大きな原因となります。
初心者は経験者より技術が低いため、追いつくには相当な努力が必要になります。
しかし、努力しても成果が出ない場合、無意識のうちに他のメンバーと比べてしまい、精神的に苦しくなることがあります。
興味があって始めても、部活を楽しめなくて「もう辞めたい…」と思うのは、高校1年生ではよくあることです。
指導者(顧問の先生)が怖い
部活を辞めたいと思う高校1年生は、指導者(顧問の先生)が合わなくて悩んでいることも多いです。
指導が厳しすぎる、褒められる事がないのでモチベーションが下がる、指導の際に怒鳴られて精神的に追い詰められるなど、精神的に疲れている場合もあります。
たとえその部活が好きだとしても、顧問教師によるストレスが原因で部活を辞めたいと思うのは、自然なことでしょう。
顧問教師が生徒の成長を願って、厳しくしていることは理解していても、相性が合わないこともあります。
そのような場合、部活を辞めることで学校生活を心身ともに安定させることができるでしょう。
やりたい事が他にある
高校1年生のうちに他にやりたい事ができて、部活を辞めたいと思う場合もあります。
アルバイトを始めてみたい、学業に集中したい、別の部活に興味があるなど、色々な事に興味関心を抱くのも高校生にはよくある事です。
私自身、軽音楽部に所属していましたが、アルバイトを優先することに決め、高校1年の後期に部活を辞めました。
アルバイトを理由に、部活を辞めたいと考える高校1年生は非常に多いです。
部活が原因で成績が下がったため、勉強に専念するために退部を決意する生徒もいます。
多くの生徒が部活よりも自分のやりたいことを優先し、退部を選んでいます。
部活の人間関係に悩んでいる
部活を辞めたい高校1年生は、部員同士の人間関係に悩んでいることもあります。
厳しい先輩がいて耐えられない、人間関係のトラブルが絶えない、気が合わない部活メンバーがいてストレスに感じるなどは、メンバーの多い少ない関わらず存在します。
部活には様々な性格の人が集まるため、仲良くなれる人もいれば、そうでない人もいます。
気の合わない人と我慢して部活動を続けるのは、ストレスが溜まることです。
部活の人間関係に疲れ果てて、辞めたいと考える学生も少なくありません。
怪我で部活が続けられない
高校1年生のうちに怪我をしてしまい、部活を辞める事になった人もいます。
怪我をしてレギュラーから外れた、怪我が原因で楽器が演奏できなくなった、部活で怪我をするのが怖くて辞めたくなったなど、続けたくても続けられない場合もあります。
部活を頑張ってきたからこそ、怪我で続けられなくなるのは、非常に辛いことですよね。
そのため、結果として心が折れ、部活を辞めることを選ぶ生徒もいるのです。
高校1年生で部活を辞めると内申書に響く?
高校1年生で部活を辞めても、内申書に影響はありません。
内申書は、生徒の出席日数や参加した活動、授業態度などをまとめたもので、進学や就職をするときの判断材料として利用されます。
内申書には、生徒にとってプラスになる情報のみが記載されるため、高校1年生で部活を辞めたからといって、マイナスの評価が書かれることはありません。
そのため、高校1年生で部活を辞めても進学には何の影響もないので、安心して大丈夫です。
部活を辞めたら内申書にはどう書かれる?
高校1年生の途中で部活を辞めた場合、部活記載欄は無記入になる場合が多いようです。
部活を退部したことは記載されず、高校1年生は部活に参加していないような扱いになります。
ただし、学校によって対応は異なるため、具体的な記載方法については、担任教師や進路相談の先生に確認することをお勧めします。
部活で良い結果を出すと内申点が上がる
部活で大会に出場して、優勝するような目立った成果を挙げた場合、内申書にプラスの評価として記載してもらえます。
しかし、部活の成果よりも、普段の成績や授業態度の方が重要視されるため、部活以外でも頑張ればプラスの評価を得ることができます。
部活を辞める時の手順やポイント
部活を辞める時は、ますは両親に相談してから、顧問の先生に直接会って辞めることを伝えましょう。
顧問の先生が怖い場合は、事前に他の先生に相談することで、アドバイスやサポートを受けられる可能性もあります。
顧問の先生に、部活を辞めることを伝えるのは緊張しますが、伝える時のポイントもご紹介します。
ますは両親に相談する
部活を辞めたいと思ったら、まずは両親に相談してみましょう。
高校1年生から挑戦した部活で、必要な用具などを買ってもらった場合は、両親に打ち明けにくいかもしれません。
しかし、部活を辞めたい理由を両親に話すことは、自分自身の考えをまとめる良い機会になります。
部活以外に興味があることがあれば、それも伝えると良いでしょう。
「きちんと考えた上での決断だ」と両親に理解してもらえる可能性が高くなります。
また、顧問の先生に引き留められても、「両親の同意を得ている」と伝えることで、部活を辞める話しがスムーズに進みやすくなります。
顧問の先生に辞めることを伝える
かなり緊張すると思いますが、部活の顧問の先生には直接会って辞めることを伝えるようにしましょう。
また、部活を辞めることを伝える際には、以下の点に注意が必要です。
まずは、雰囲気が悪くならないように、丁寧に伝えることが大切です。
部活を辞める理由は、「勉強に専念したい」「新しい趣味に時間を使いたい」といった、肯定的な理由を挙げることが推奨されます。
人間関係の問題で部活を辞めたい場合、大ごとにしたくない時は別の理由を伝えるようにしましょう。
成績が落ちたり、勉強に集中したいという理由は、あなたの前向きな姿勢がアピールできるので、良い印象を与えるでしょう。
人間関係の問題を先生に話して、問題が大きくなりすぎると、あなたの残りの高校生活に支障が出る場合もあります。
顧問の先生に納得してもらうためにも、ポジティブな理由を選ぶことをおすすめします。
部活を辞めるには退部届が必要ですが、書き方や顧問の先生への伝え方については、こちらで詳しく紹介しています。
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顧問の先生が怖い場合は、他の先生に相談してもOK
顧問の先生に直接話しにくい場合は、信頼できる他の先生に相談する方法もあります。
信頼する先生に部活を辞める相談ができると、有益なアドバイスが得られたり、退部のサポートを受けられる可能性もあります。
他の先生に相談することで、顧問の先生に話す時の練習にもなります。
部活を辞めることを伝える時のポイント
高校生活が進むと、後輩が入部して部活を辞めることが難しくなります。
そのため、部活を辞めたいと思っているのであれば、高校1年生のうちに退部を決断することが理想的です。
部活を辞める意思を伝えるときは、必ずしも本当の理由を伝える必要はありません。
たとえば、「顧問の先生が厳しすぎる」「先輩と合わないから」といった理由は、あなたの印象を悪くする恐れがあるため、控えめにするのが賢明です。
スムーズに部活を辞めるためには、ポジティブな理由を伝えるようにしましょう。
経済的な理由や家庭の事情など、部活を続けたいけど辞めなければいけない理由を伝えることで、先生から理解を得やすくなります。
部活を辞めたい高校1年生に伝えたいこと:まとめ
この記事では、部活を辞めたい高校1年生が考えるべきことについて、まとめてご紹介しました。
- 辞める前に考えるべきことは「辞めることで解決される問題は何か、部活に未練が残っていないか、辞めた後はどうするのか」です。
- 高校1年生で部活を辞めると、自分の時間が増えて有意義に過ごせる場合もありますが、逆に目標を見失って無気力になることもあります。
- 部活を辞めた後の活動計画を、しっかり立てることが重要です。
- 部活を辞めるメリットやデメリット、部活を続けることで得られるものをよく考えて、後悔しない選択をすることが大切です。
- 高校生活はあっという間に過ぎ去るため、自分の感情に素直になることや、色々なことに挑戦することも大切です。
- 部活を辞めたいと思う理由は「練習が厳しい、顧問の先生が怖い、やりたい事が他にある、部活の人間関係に悩んでいる、怪我で部活が続けられない」という意見が多いです。
- 高校1年生で部活を辞めても、内申書に影響はありません。
- 部活を辞める時は、まず両親に相談してから、顧問の先生に直接会って辞めることを伝えましょう。
- 部活を辞める理由は、できるだけ前向きな方が理解が得やすいです。
- 顧問の先生が怖い場合は、事前に他の先生に相談することで、アドバイスやサポートを受けられる可能性もあります。
入学直後の高校1年生は、新しい環境に慣れるのに時間がかかります。
限られた高校生活を有意義に過ごすためには、好きではない部活は早めに辞めることをお勧めします。
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