北海道で ”冬の訪れを告げる風物詩” とも言われる雪虫ですが、大量発生すると生活に支障が出てきます。
大阪や関東でも雪虫が大量発生する可能性はあるのか、雪虫の生息地域がどこなのか気になりますね。
そこで今回は
・雪虫は大阪や関東にいる?
・雪虫の生息地域はどこ?
・雪虫がうざい理由
について調査したいと思います!
雪虫は大阪や関東にいる?
雪虫は、大阪などの関西や関東にも生息しています。
『雪虫』というのは通称で、トドノネオオワタムシ・ケヤキフシアブラムシ・リンゴワタムシ・ヒイラギハマキワタムシなど、数種類の虫のことを言います。
北海道でよく見られるのは『トドノネオオワタムシ』ですが、2023年に大量発生したのは『ケヤキフシアブラムシ』でした。
品種の違いはありますが、大阪などの関西や関東にも雪虫は生息しているので、街を歩いているとフワフワと白い虫が見られる事があります。
— きょん (@agwjWzmxfN51919) November 9, 2023
白い綿のような物は、他の敵に食べられないように出している雪虫の分泌物で、触るとベタベタします。
この白い分泌物は雪虫の大切な生命線で、分泌物が取れると雪虫は死んでしまうのです…。
人や車にぶつかった拍子に取れてしまうので、雪虫の一生はあっと言う間です。
毒性はないため、口や目に入っても問題はありませんが、人によってはアレルギー反応を起こす場合もあるので注意が必要です!
雪虫が少ない時間帯や対策については、こちらで詳しく説明しています↓
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参考雪虫大量発生はなぜ?理由や対策・少ない時間帯やいつまで続くのか調査!
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雪虫の生息地域はどこ?
『雪虫は通称』と説明した通り、色々な種類がいるので生息地域は日本全国です。
参考までに、雪虫の代表的な種類の生息地域と宿木を簡単にご紹介します。
トドノネオオワタムシ
- 生息地域:北海道・本州・シベリア
- 宿木:モクセイ科(ヤチダモ、アオダモ、ハシドイ)・トドマツ
ケヤキフシアブラムシ
- 生息地域:本州・四国・九州・朝鮮半島・中国南部・台湾・北米
- 宿木:ケヤキ・ササ
リンゴワタムシ
- 生息地域:北海道・本州
- 宿木:りんごの木
ヒイラギハマキワタムシ
- 生息地域:本州・四国・九州
- 宿木:キンモクセイ・ヒイラギ
北海道のみならず、本州には全ての種類が生息しているようです。
2023年に北海道で大量発生した雪虫は『ケヤキフシアブラムシ』ですが、
- 道内にはケヤキアブラムシの天敵が少ない
- 温暖化により繁殖サイクルが早くなり大量発生した
と言われています。
ケヤキアブラムシの天敵について詳しく記載された資料が見つからなかったのですが、アブラムシの天敵は以下の通りです。
- テントウムシ
- カゲロウ
- ヒラタアブ
天敵の数よりも、温暖化に伴い色々な虫の繁殖が活発になり大量発生している傾向にあります。
温暖化を止めるために、私達一人ひとりができる事を考えて取り組みたいですね。
雪虫がうざい理由
雪虫がうざいと言われる理由は、『白い分泌物が体中に付く』『小さいから目や口に入る』『ケヤキアブラムシは臭い』などが挙げられます。
これらについて、更に詳しく説明しますね!
白い分泌物が体中に付く
雪虫の特徴である白い綿(分泌物)はベタベタしているので、洋服や髪の毛に引っ付きます。
普通につまみ取ろうとすると分泌物は余計に付着してしまうため、息を吹きかけて飛ばすのが正解です。
セーターやフリースのような毛羽立ちがある素材は特に絡まりやすいので、雪虫が大量発生している期間は着るのを控えた方がよさそうです!
小さいから目や口に入る
雪虫の体長は2~5mm程度とかなり小さいので、気をつけないと目や口に入ってきます。
そのため、外出する時はメガネやマスクなどで顔を隠して出掛けた方がいいでしょう。
花粉症の対策グッズが、雪虫対策にもちょうどよさそうです!
ケヤキアブラムシは臭い
2023年に北海道で大量発生したケヤキアブラムシは、広い分野ではカメムシの仲間です。
少数だと匂いが気になる事はありませんが、大量発生すると街全体が『生乾きの匂い』に包まれます。
小さい虫が大量発生すると厄介なのに、それに加えて臭いだなんて本当に嫌ですね!
まとめ
この記事では、雪虫は大阪や関東にいる?うざい理由や生息地域についてご紹介しました。
- 雪虫には色々な種類がいるので、大阪や関東にも生息しています。
- 雪虫の生息地域は種類によって様々ですが、北海道や本州に生息しています。
- 雪虫がうざい理由は『白い分泌物が体中に付く』『小さいから目や口に入る』『ケヤキアブラムシは臭い』などが挙げられます。
雪虫が大量発生すると大変なので、これ以上は増えないで欲しいですね。
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