パラフィン紙とクッキングシートの違いは？代用できるのか特徴も紹介

パラフィン紙とクッキングシートは見た目が似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか？

パラフィン紙の代用でクッキングシートが使用できるのかも気になります。

この記事では、

について、紹介しています。

パラフィン紙とクッキングシートを使う時は、性質の違いを考慮して、安全に使うことが大切です。

パラフィン紙とクッキングシートの違いや特徴

パラフィン紙とクッキングシートの違いは耐熱性で、パラフィン紙は約80度でワックスが溶け出すのに対して、クッキングシートは約250度まで高温に耐えることができます。

両方とも、「グラシン紙」という素材で作られていますが、製造方法の違いから、このような耐熱性の差がでています。

パラフィン紙とクッキングシートは、触った感触や見た目やが似ていて、キッチンで似たような役割を果たすため、混同されることが多いです。

しかし、耐熱温度が違うため、オーブンで使用する場合は注意しましょう！

それぞれの製造方法について、詳しくご紹介します。

パラフィン紙の作り方と特徴

パラフィン紙は、「グラシン紙」という透明度の高い紙に、溶けたパラフィンワックスを染み込ませて作ります。

溶けたパラフィンワックスを染み込ませたパラフィン紙は、加熱するとワックスが溶けてしまいます。

そのため、パラフィン紙は熱に弱く、電子レンジやオーブンで使用することはできません。

パラフィン紙は、水や油を弾く性質を持ち、

などに使用されることが多いです。

クッキングシートの作り方と特徴

クッキングシートは、「グラシン紙」にシリコーンを塗布することで作られます。

このシリコンは、シャンプーに使われるオイルと似ていますが、耐熱性に優れた異なる商品を使っています。

クッキングシートは、シリコーンを塗工する時に、約200度の高温で乾燥させて作られます。

シリコーンは、高温にあてられると架橋反応を起こして、そのあとに加熱しても溶けなくなります。

そのため、クッキングシートは約250度までの高温に耐えることができ、オーブン料理や揚げ物で使用することができます。

また、クッキングシートに似た商品で「オーブンシート」という物もあります。

クッキングシートとオーブンシートの違いについては、こちらの記事で解説しています↓

パラフィン紙の代用でクッキングシートは使える？

パラフィン紙の代用品をお探しであれば、クッキングシートがおすすめです。

パラフィン紙やワックスペーパーは100円ショップでも販売されていますが、食品が付きにくいクッキングシートの方が使いやすいでしょう。

※クッキングシートは、こういう商品です↓

クックパー クッキングシート Mサイズ 25cm×5m

created by Rinker

クックパー

• Amazon

チョコレートやクッキーのように、脂分を含んだお菓子を包む場合には、パラフィン紙を使うと脂が外に滲み出ず、手も汚れません。

また、ある程度であれば湿気を防ぐこともできます。

クッキングシートも耐油性に優れているため、パラフィン紙と同じように脂分が染み出るのを防いでくれます。

しかし、普通の紙の場合は油分を吸収してしまい、お菓子が紙にくっついて汚れたり、湿気がかかったりすることがあります。

紙にこびりついてしまうと、そのお菓子は無駄になってしまうので、もったいないですよね。

パラフィン紙やクッキングシートを使えば、少しのコストはかかりますが、このようなトラブルを未然に防ぐことができます。

パラフィン紙とクッキングシートの違い：まとめ

この記事では『パラフィン紙とクッキングシートの違いは？』『パラフィン紙の代用でクッキングシートは使用できる？』について紹介しました。

一般的に、パラフィン紙は100均で簡単に手に入りますし、クッキングペーパーは薬局やスーパーで手に入りやすいです。

これらはオンラインショッピングでの購入も可能なので、使用目的に応じて正しい製品を選ぶことが重要です。

ラッピングで見た目を重視するなら、ワックスペーパーを使うのも良いですね。

オーブン料理や焼肉・魚のグリル・天ぷらなどにはクッキングシートの使用を推奨します。

パラフィン紙の特徴や代用品について、この情報がお役に立てば幸いです。