「家ですき焼きを作ろう!」と思っても、すき焼きの作り方の正しい順番や白菜を入れるタイミングは?と、疑問に思ったことはありませんか?
すき焼きを年に数回しか作らない場合、どうしても忘れてしまいますよね。
この記事では、
・すき焼きの作り方の順番と白菜を入れるタイミング
・関東風すき焼き:材料と割り下の作り方
・関東風すき焼き:おすすめの作り方
・しらたきと牛肉は一緒に煮込むと固くなる、という噂の真相
について、ご紹介したいと思います!
すき焼きの作り方の順番と白菜を入れるタイミング
すき焼きの作り方の順番は『関東風は割り下を使う』『関西風は割り下を使わず、水分の多い白菜を入れる』という点で異なり、関西風で白菜を入れるタイミングは、肉を焼いて調味料を入れたあとです。
白菜を入れるのは関西風のみで、関東風すき焼きには入れません。
地域によって異なるすき焼きの作り方の順番を、簡単に見ていきましょう!
関東風すき焼き
関東風のすき焼きは、「割り下」を使うことで知られています。
割り下とは、醤油・砂糖・みりん・酒を組み合わせた調味液で、すき焼きに独特の風味を与えます。
関東風すき焼きの作り方
- すき焼き鍋を予熱して牛脂を塗る
- 牛肉と長ネギを入れて焼く
- 割り下を入れる(具材が浸かるぐらい)
- 春菊以外の野菜を入れて柔らかくなるまで煮込む
- 最後に春菊を加えて完成
これらのポイントを参考に、今晩は絶品のすき焼きを楽しんでくださいね!
関西風すき焼き
関西地方のすき焼きは、独自の調理法で知られています。
このスタイルでは割り下を使わず、肉を焼きながら直接『醤油・砂糖・酒』を加えて味を整えます。
また、野菜から出る自然な水分を利用して煮汁を作るため、水分量が多い白菜は欠かせない食材です。
関西風すき焼きの作り方
- すき焼き鍋を予熱して牛脂を塗る
- 牛肉を入れ、色が変わるまで焼く
- 醤油・砂糖・酒を鍋に直接加えて調味する
- 白菜などの水分が多い野菜を先に入れ、他の野菜を追加して煮込む
- 最後に春菊を加えて完成
以上が、すき焼きの『関東風・関西風』の作り方の違いや順番でした。
また今回は、調理が比較的簡単な関東風すき焼きの作り方を更に詳しくご紹介します。
(水分を活用する関西風は、味の調整に少し手間がかかります)
家に牛脂がない場合の代用品や、牛脂を入れる理由については、こちらの記事で紹介しています↓
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参考すき焼きを牛脂なしで作る時の代用5選!入れる理由や保存期限について紹介
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関東風すき焼き:材料と割り下の作り方
関東風すき焼きのおすすめの材料と、肉の選び方・割り下の作り方について解説します。
- 牛すき焼き用肉:550g
- しらたき:1袋
- 長ネギ:1本
- 春菊:1束
- しいたけ:4個
- えのき:1パック
- 焼き豆腐:1丁
- 牛脂:適量
- 生卵:4個
- 市販のすき焼きのたれ
すき焼きに最適な牛肉の選び方
すき焼きには「牛すき焼き用肉」として売られている牛バラ肉が最適です。
牛バラ肉は、赤身と脂身のバランスが良く、鍋料理にぴったりです。
成人男性は200g・成人女性は150g・子供は100gが一般的な分量です。
牛肉から脂が溶けて出ることで、風味豊かな煮汁になります。
また、他の牛肉と比較しても価格が手頃なので、大人数の家庭でも負担なく楽しむことができます。
ただし、煮込みすぎると肉が硬くなってしまうので、注意が必要です。
割り下の基本的な作り方
すき焼きの割り下を自作する際には、砂糖・醤油・みりん・酒を使用するのが一般的です。
しかし、野菜の水分を考慮した味の調整は初心者には難易度が高いことがあります。
そこで、手軽で失敗しにくい市販のすき焼きのタレの使用がおすすめです。
多くの市販のタレはそのまま使えて便利なので、すき焼きを初めて作る人には特におすすめします。
関東風すき焼き:おすすめの作り方
関東風すき焼きのオススメの作り方を、下準備のポイントと調理方法に分けてご紹介します!
下準備のポイント
- しらたきを10cm程度に切り、水を張った鍋で沸騰させた後、2~3分茹でる(これで臭みとアクが取れます)
- 長ネギは1cm幅に斜め切り
- きのこは石づきを切り落として小房に分ける
- 春菊を5cm長さにカット
- 焼き豆腐を一口大に切る
関東風すき焼きの調理方法
- 鍋を予熱して牛脂を塗る
- 長ネギを入れて軽い焼き色がつくまで焼き、別皿に移す
- 牛肉を入れて色が変わるまで焼く
- 割り下を鍋に直接加える
- 長ネギ・しらたき・しいたけ・えのき・焼き豆腐を入れて、しんなりするまで煮込む
- 牛肉と野菜に火が通ったら、春菊を加えて約1分煮込む
- 溶き卵を用意し、すき焼きの完成!
すき焼きを食べ終わったあとは…
すき焼きを楽しんだ後に残る煮汁は、さらなる美食の源です。
この煮汁は、ご飯やうどんを入れると絶品になります。
さらに、溶き卵を加えて少し煮込むと、親子丼風の味わいに変わります。
うどんにも良く合い、溶き卵でとじてみるのも良いでしょう。
迷いどころは、ご飯にするかうどんにするかですね。
「しらたきと牛肉は一緒に煮込むと固くなる」という噂の真相
昔は、しらたきと牛肉を一緒に煮込むと肉が固くなると言われていました。
この誤解から、しらたきと牛肉は別々に調理すべきだとされていました。
昔は「しらたきに含まれる成分が出ると牛肉が硬くなってしまう」と考えられていました。
そのため、しらたきと牛肉を一緒に煮るのは避けるべきだというのが一般的な見解でした。
しかし、日本こんにゃく協会が専門の研究機関に分析を依頼した結果、しらたきと牛肉を一緒に煮込んでも、牛肉が硬くなることはないという結論が出ました。
この結果により、しらたきと牛肉の組み合わせにおいて「どのように配置するか?」という心配はしなくても大丈夫です!
すき焼きの作り方の順番と関東・関西の違い:まとめ
この記事では『すき焼きの作り方の順番と白菜を入れるタイミング』『関東風と関西風の違い』について紹介しました。
- すき焼きの作り方の順番は『関東風は割り下を使う』『関西風は割り下を使わず、水分の多い白菜を入れる』という点で異なります。
- 関西風で白菜を入れるタイミングは、肉を焼いて調味料を入れたあとです。
- 「しらたきと牛肉を一緒に煮込むと肉が固くなる」というのは嘘である事が判明しています。
すき焼きには関東風と関西風があり、それぞれ特徴がありますが、手軽に作れる関東風のレシピを中心にご紹介しました。
割り下を事前に準備しておくと、味付けがより簡単になります。
ぜひ、今晩のすき焼きでこの方法をお試しください!
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