私たちの家庭では、よく聞く「3歳差育児」を実践しています。
「3歳差育児はメリットだらけ」とも言われますが、実際にはデメリットを感じることもあります。
この記事では、私の実体験に基づき、3歳差育児の良い点と悪い点を正直にお伝えします。
・3歳差育児がメリットだらけと言われる理由
・3歳差育児のデメリット
・実際のところ、3歳差育児はどうなの?
・3歳差位育児の注意点
この話題に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
3歳差育児がメリットだらけと言われる理由7選
3歳差育児はメリットだらけと言われる理由は、
- 上の子が自立し始める時期に、次の子が生まれる
- 次の子の出産時に実家への帰省がしやすい
- 上の子の使い終わったものを、次の子に引き継げる
- 兄弟で一緒に遊ぶことができる
- 上の子が赤ちゃんを理解できる
- 入園・入学の手続きが一度で済む
- 幼稚園の兄弟枠を利用して次の子の入園がスムーズに行える(幼稚園による)
という点です。
上の子が自立し始める時期に、次の子が生まれる
3歳差育児の場合、上の子は『自分で服を着替えられる・親とコミュニケーションがとれる・祖父母にも馴染んでいる・自分で食事ができる』などの自立が始まる頃です。
なかでも、お風呂上りに自分で服を着ること・自分で食事をすることができるようになったのは、本当に助かります。
上の子とのコミュニケーションがスムーズに行えるようになり、例えば上の子に簡単なお手伝いをお願いすることもできます♪
次の子の出産時に実家への帰省がしやすい
3歳差育児の大きなメリットの一つは、次の子が生まれる時に、上の子が幼稚園に通っていないため、出産後に帰省して実家でゆっくり過ごせることです。
このおかげで、2人育児に少しずつ慣れることができ、安心感が得られます。
上の子の使い終わったものを、次の子に引き継げる
我が家では、子ども達が入れ違いで同じ幼稚園に通ったので、上の子の使った学用品を次の子にそのまま引き継ぐことができました。
入れ違いにならない場合は、クレヨンやカスタネット・お道具箱などは、別々で購入することになります。
男女のきょうだいは衣類の一部は引き継げませんが、上の子のママ友からお下がりを貰う人もいて、交友関係に助けられる場合もあります。
兄弟で一緒に遊ぶことができる
年齢が近い兄弟なので、2人はよく一緒に遊んでいます。
現在、1人は小学2年生、もう一人は幼稚園の年中生です。
追いかけっこをする際には、時に兄が弟に追いつかれることもあり、2人は互いに競い合っています。
折り紙やゲームをする時は、上の子が下の子に教えることが多く、下の子は多くを学んでいます。
教えてもらう内容が全て良いとは限りませんが、テレビや映画を見る時も、家族全員で一緒に楽しむことができます。
上の子が赤ちゃんを理解できる
赤ちゃんが生まれた時、長男が絵本を読んでくれたり、赤ちゃんの誕生を喜んでくれました。
ママが赤ちゃんのお世話をしているのを見て、長男もぬいぐるみを世話するなどして、赤ちゃんへの関心を示しています。
しかし、赤ちゃんを可愛がる一方で、時に我慢をすることもあるため、私と夫はできるだけ長男の希望を最優先にするよう努めています。
入園・入学の手続きが一度で済む
私たちの家では、小学校の入学式が終わる数日後に幼稚園の入園式がありました。
普段スーツを着る機会が少ない場合、一度用意したスーツを数日後に再利用できるのは、クリーニング代の節約にもなります。
同じ年に入園と入学があると忙しそうですが、幼稚園の流れを知っているので、名前を書くなどの準備をスムーズに進めることができました。
幼稚園の兄弟枠の利用で入園がスムーズ(幼稚園による)
我が家の子供たちが通う幼稚園では、入園希望者が定員を超えることが多く、毎年抽選が行われます。
しかし、兄弟枠を利用することで、優先して入園できることがあります。
上の子が幼稚園に通っている間に下の子の入園時期がやってきたため、抽選なしで入園することができたのです。
3歳差育児、意外なデメリットも?
私が感じた3歳差育児のデメリットは、
- 上の子のトイレトレーニングと下の子の新生児期が同時期になる
- 妊娠中や新生児期に上の子がイヤイヤ期に入る
- お風呂の時間は、まだ大変
- 上の子の園行事に下の子を連れて行く場合(幼稚園が重ならない時)
- 上の子が小学校に入学する初年度の心配事が多い
- 将来の教育費用に備え、計画的な貯金が必要
という点です。
3歳差育児で必ず起こるという訳ではありませんが、メリットだらけではない事を知っておくと、対処が楽になる場合もあります。
上の子のトイレトレーニングと下の子の新生児期が同時期になる
私は妊娠中に切迫早産と診断され、安静を余儀なくされたため、上の子のトイレトレーニングは下の子が生まれてから開始しました。
新生児のお世話をしながらのトイレトレーニングは思った以上に大変で、夜中のおねしょで頻繁にシーツを変えるなど、睡眠不足が続きました。
この時期は約半年続き、とても困難でした。
3歳差育児の問題というより、トイレトレーニングの進行状況が鍵ですが、時期が重なることはあり得ます。
妊娠中や新生児期に上の子がイヤイヤ期に入る
子どもが成長に伴って自立するのは当然ですが、私の場合、兄弟ともに気性が激しく、特に夕飯時の「これは食べたくない」というセリフには心が折れそうになることもありました。
上の子に過度な期待をしてしまい、自分自身がストレスを感じてしまうことがありました。
今思えば、食事の宅配サービスなどを上手に活用して、家事を時短して時間を有効活用すればよかったと反省しています。
お風呂の時間は、まだ大変
3歳の子供は、まだ一人でお風呂に入るのが困難です。
特に、下のお子さんが赤ちゃんの時期は、日中に赤ちゃんのお風呂を済ませておくと便利でした。
下の子が6ヶ月頃になったら、座ることができる椅子やバスマットを活用し、赤ちゃんを安全に置いた後で、上の子と一緒に洗い場で体を洗い、最後に3人で一緒に浴槽に入るという忙しいバスタイムを送っていました。
下の子が2歳になると、洗い場で2人を洗い、3人で浴槽に入るようになりました。
上の子の園行事に下の子を連れて行く場合(幼稚園が重ならない時)
私たちの子どもが通う幼稚園には行事がたくさんあり、園生活を身近に感じられるのはありがたいことです。
しかし、毎回次男も連れて行く必要があり、これが結構大変です。
次男を連れて行ってご機嫌斜めになった時は、見学中に退席しなければならないこともあり、長男に申し訳ない気持ちになります。
また、年子や2歳差の家庭では、複数の教室を同時に訪れる必要があるため、両親で参加しないと厳しいと感じました。
上の子が小学校に入学する初年度の心配事が多い
長男が小学校に入学し、同時に次男が幼稚園に通い始めたときの問題は、帰宅時間の違いです。
最初は長男が早く帰ってくることが多く、次男のお迎えに長男を家に一人で待たせるか、連れて行くか悩まされました。
さらに困るのは、長男の帰宅時間と次男のお迎え時間が同じになる曜日があることです。
小学1年生に鍵を持たせるのは心配ですし、家の前で待たせるのも不安です。
バスを利用して降園時間を調整する手もありますが、曜日によって帰宅時間が異なり、バス代が無駄になることもあります。
将来の教育費用に備え、計画的な貯金が必要
上の子が高校3年生で下の子が中学3年生になる時期は、「受験と進学で教育費が重なる」とよく言われます。
どの年齢差の場合でも教育費はかかりますが、一度に大きな費用が必要になるとストレスがかかることがあります。
そのため、3歳差育児では特に早めの資金計画を立てる必要があるのです。
3歳差の兄弟、どうやって遊んでいる?
我が家の兄弟は3歳差です。
兄は幼稚園でさまざまな年齢の子供たちとの交流が多かったので、年齢の違う子との遊びも得意でした。
この年齢差のおかげで、兄は弟の世話をしたり、遊びにハンデをつけてあげたりする優しさを持っていました。
現在、小学2年生の兄と幼稚園年中の弟は以下のような遊びをよくします。
- 2人で協力して工作をする
- あやとり
- かくれんぼ
また、外での遊びでは、弟が兄に一生懸命ついていき、公園でも一緒に遊ぶことが多いです。
3歳差育児における注意点
3歳差育児では、上の子が責任感を持ちやすく、多くの育児のメリットがあります。
しかし、上の子が「お姉ちゃん」または「お兄ちゃん」というだけで、過度に頼ることや期待しすぎることは、彼らにとって負担となり得ます。
このため、上の子を特別に優先する日を設けるなどして、バランスを保つ努力をしています。
3歳差育児のメリットやデメリット:まとめ
この記事では『3歳差はメリットだらけと言われる理由7選』『デメリットや注意点』についてご紹介しました。
3歳差育児はメリットだらけと言われる理由は、
- 上の子が自立し始める時期に、次の子が生まれる
- 次の子の出産時に実家への帰省がしやすい
- 上の子の使い終わったものを、次の子に引き継げる
- 兄弟で一緒に遊ぶことができる
- 上の子が赤ちゃんを理解できる
- 入園・入学の手続きが一度で済む
- 幼稚園の兄弟枠を利用して次の子の入園がスムーズに行える(幼稚園による)
という点です。
3歳差育児には数多くのメリットがあるとされていますが、実際にはデメリットを感じることもあります。
また、子どもの成長は1人ひとり異なるため、トイレトレーニングやイヤイヤ期における一般的な年齢差に基づくメリットやデメリットだけでは全てを予測するのは難しいです。
おさがりの利用に関しても、性別によって変わることがあり、一概には言えない部分も多々あります。
育児は予期せぬことが多いですが、事前に情報を得ておくことで、心の準備ができる場合もあります。
この記事が皆さんの参考になることを願っています。