祖母の家に遊びに行くと、近所の農家で育てた「ニンニクの芽」を貰うことがあります。
スーパーで見かけるニンニクの芽は茎の部分だけですが、穂先や蕾が付いたものを貰ったので、調理方法を調べることにしました!
道の駅でも穂先や蕾が付いたニンニクの芽が購入できますが、そもそも、どこまで食べられるのかも疑問ですよね。
そこで今回は、
・ニンニクの芽はどこまで食べられる?
・ニンニクの芽の下ごしらえ
・ニンニクの芽のおすすめレシピ3選
・ニンニクの芽の保存方法
についてご紹介したいと思います!
ニンニクの芽はどこまで食べられる?
ニンニクの芽はどこまで食べられるのか調べたところ、穂先や蕾の部分も食べることができるとの事でした。
ニンニクの芽の蕾は「花蕾(からい)」と呼ばれ、ニンニクの花になる部分ですが、ニンニク独特の強い風味と味が特徴で、炒め物によく使われます。
丸い見た目の「花蕾」は、中にたくさんの小さな蕾が詰まっており、食べたときの感触はブロッコリーに似ているとも言われます。
スーパーで見かけるニンニクの芽は、茎の部分だけを販売していますが、直売所などで売られているものには、穂先や蕾が付いている場合もあります。
どこまで食べられるか分からないと、なかなか手が出ませんが、蕾まで美味しく食べることができるので、ぜひ1度挑戦してみて下さい!
ニンニクの芽の下ごしらえ
ニンニクの芽の下ごしらえの方法は、ニンニクの芽を茹でるのがおすすめです。
茹でるときは、できるだけ長さを保ったまま、1本ものとして茹でることが大切です。
ニンニクの芽は「茎ニンニク」とも呼ばれ、その鮮やかな緑色と柔らかい弾力のある茎が特徴です。
黄色くなったり、茶色く変色したものは避け、新鮮で太くてまっすぐなものを選ぶのがコツです。
ニンニクの芽の茹で方
水に塩を入れて沸騰させ、ニンニクの芽を入れたら2~3分間茹でます。
その後、すぐに冷水に取り、水気をしっかりと切ります。
この工程を踏むことで、ニンニクの芽の自然な甘さを引き出し、風味豊かに仕上げることが可能です。
ニンニクの芽が筋っぽい場合
ニンニクの芽の根元部分は少し硬く、食べた時に筋っぽく感じる場合があります。
その場合は、根本から2cm程度を切り落とすことをオススメします。
ニンニクの芽全体が硬い場合には、切らずにそのまま熱した油で軽く揚げたあと、冷水にさらして皮を剥く、という裏技もあります。
そうする事で、ニンニクの芽の薄皮を簡単にきれいに剥がすことができます!
ニンニクの芽のおすすめレシピ3選
ニンニクの芽は、そのシャキシャキとした食感と味わいが魅力で、様々な料理に活用できます。
こちらでは、特におすすめのニンニクの芽を使った料理を3つご紹介します♪
まずは、ニンニクの芽の穂先や蕾部分も美味しく食べることができる「素揚げ」をお試し下さい!
ニンニクの芽の素揚げ
材料
- ニンニクの芽の穂先や蕾
- 薄力粉:適量
- 塩:適量
- 揚げ油:適量
調理手順
- ニンニクの芽の穂先と蕾を切り分ける
- 洗った後、さっと湯通しする
- 水気を取り、薄力粉を軽くまぶす
- 油を熱してカリッと揚げ、最後に塩をふれば完成です
この調理法では、ニンニクの芽の自然な風味を存分に味わえます!
ニンニクの芽と豚肉の炒め物
材料
- ニンニクの芽:1束(3〜4cmに切る)
- 豚もも肉:200g
- ごま油:小さじ1
- オイスターソース:大さじ2
- 塩コショウ:適量
作り方
- ごま油をフライパンで熱し、豚肉を先に炒める
- 豚肉がある程度炒められたら、ニンニクの芽を加えて中火でさらに炒め合わせる
- 豚肉に火が通ったら、オイスターソースを加えてよく絡める
- 塩コショウで味を調え、オイスターソースが全体になじんだら完成
ニンニクの芽を炒めると、そのシャキシャキ感と香りが際立ち、豚肉とも相性が良いので美味しくいただけます。
ニンニクの芽とエビの炒め物レシピ
材料
- ニンニクの芽:約10本(3cmぐらいにカットする)
- むきエビ:400グラム
- ニンニク:1片を細かくみじん切り(親指の第一関節ぐらいのサイズ)
- ごま油:大さじ2
- 中華だしの素:小さじ1
- 塩と胡椒:適宜
- 日本酒:大さじ2
- 醤油:大さじ2
調理手順
- 中火でフライパンを温め、ごま油を加えて、みじん切りにしたニンニクを香りが立つまで炒める
- ニンニクが香り始めたら、エビとニンニクの芽を加え、さらに炒め合わせる
- 中華だしの素・塩・胡椒を加えて味を調え、全体をよく混ぜる
- 日本酒を注ぎ、アルコールが飛ぶまで加熱した後、醤油を全体に振り入れて軽く炒め合わせる
ニンニクの芽とエビをメインにしたこのレシピは、風味が豊かで食欲を刺激する料理です。
ニンニクの芽の保存方法
ニンニクの芽の保存方法は、「冷蔵保存」または「冷凍保存」が適しています。
常温で保管すると、すぐに傷んでしまうので、注意が必要です。
長期保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。
しかし、数日以内に使い切る予定であれば、冷蔵保存でも十分です。
冷蔵保存
- ニンニクの芽を軽く洗って、土や汚れを取り除く
- 湿らせた新聞紙やキッチンタオルで包んで、水分を保つ
- それを、ジップロックのような密閉できる袋に入れて、空気を抜く
- 冷蔵庫で保管する
ニンニクの芽は乾燥に敏感なので、冷蔵庫内の乾燥から保護するために、水分を適切に保持することが大切です。
冷凍保存
1ヶ月以上ニンニクの芽を保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、下処理が必要です。
- 1分ほど熱湯でさらす
- 冷水で一気に冷やして、しっかりと水気を拭き取る
- ジップロックのような密閉袋に入れて冷凍庫に入れる
調理に使う時は、解凍せずにそのまま調理すると、水っぽくならずに済みます。
下茹せずに冷凍する場合は、解凍後に加熱調理をする必要がありますが、シャキシャキとした食感が残ります。
ニンニクの芽の調理や保存方法:まとめ
この記事では『ニンニクの芽はどこまで食べられる?』『穂先を使ったレシピや下ごしらえ』についてご紹介しました。
- ニンニクの芽は穂先や蕾の部分も食べることができ、ニンニク独特の強い風味と味が特徴で、炒め物によく使われます。
- ニンニクの芽は、茹でて下ごしらえします。
- 調理する際は、素揚げや炒めものがおすすめです。
- 保存は「冷蔵」か「冷凍」が最適で、常温保存はすぐに傷むので注意が必要です。
穂先や蕾が付いているニンニクの芽を見かけても、調理方法が分からないとなかなか手が出ませんよね。
しかし、ニンニク芽は穂先まで美味しく食べられるので、見かけた際はぜひ購入してみて下さい♪