2023年9月に、フランスでトコジラミ（南京虫）が大量発生しているニュースが飛び込んできました。
1950年代までにはほとんど姿を消したトコジラミが、なぜ2023年に再び増え始めたのか原因が気になります。
この記事では
・フランスでトコジラミはなぜ増えた？
・フランスでトコジラミが潜伏している場所
について調査したいと思います。
フランスでトコジラミはなぜ増えた？
フランスでトコジラミ（南京虫）がなぜ増えたか原因を調べたところ、「駆除剤に耐性がある個体が増加している」「人の移動が増えた」という理由が考えられます。
フランスでは数年前からトコジラミが増加傾向にありましたが、今まで使用していたトコジラミの駆除剤に耐性がある個体が現れ、殺虫剤が効きにくくなっているようです。
また、近年はコロナが明けて人の出入りが増えた事が原因で、殺虫剤に耐性があるトコジラミが旅行者のスーツケースや手荷物に付着して各地へ広まり、繁殖する事態になっています。
フランス政府はトコジラミの駆除対策を検討していますが、費用が数百ユーロかかり、1度ではなく何度も対策を行う必要があるため、頭を悩ませています。
フランスでトコジラミが潜伏している場所
フランスで大量発生したトコジラミ（南京虫）が潜伏している場所は『公共交通機関・映画館・病院・劇場・ホテルの部屋』などが挙げられます。
最近では、列車の座席で撮影されたトコジラミの映像がSNSで700万回以上再生され、話題になりました。
🚆🇫🇷 FLASH - Une passagère est tombée sur des punaises de lit sur son siège dans un TGV OUIGO entre Paris et Lille. Une autre passagère avait déjà signalé la présence de parasites dans un train il y a quelques jours. (témoins) pic.twitter.com/ehQXAf6DJQ
— Mediavenir (@Mediavenir) September 23, 2023
トコジラミはマットレスに卵を産んで繁殖する習性がありますが、衣服や荷物の中に入り込み、夜になると出てきて人の血を吸う事もあります。
トコジラミが潜伏する場所の特徴は「暗い・温かい・狭い」場所なので、旅行先では
- ベッドのマットレスやフレーム
- 壁や家具・カーテンの隙間
- 荷物の中に紛れ込んでいないか
などをチェックした方が良いでしょう。
チェックした時に血粉（黒い斑点のようなトコジラミの糞）を発見した場合は、トコジラミが隠れている可能性が高いため、注意しましょう。
まとめ
この記事では、フランスでトコジラミはなぜ増えたのか、潜伏先や旅行先での見つけ方についてご紹介しました。
- フランスでトコジラミはなぜ増えたか調べたところ、原因は「人の移動が増えた」「駆除剤に耐性がある個体が増加している」という理由が考えられます。
- フランスでトコジラミが潜伏している場所は『公共交通機関・映画館・病院・劇場・ホテルの部屋』で、ホテルでは『暗い・温かい・狭い』場所は必ず確認しておきましょう。
フランスで大量発生しているトコジラミ（南京虫）ですが、旅行客や輸入される荷物に紛れ、日本でも増加傾向にあります。
公共機関を利用する際は、注意したほうがいいかもしれません。