家庭内で遭遇したくない害虫のトップに挙げられるのがゴキブリです。
彼らはただ不快なだけでなく、病原菌を運ぶ危険もあります。
そこで、この記事ではゴキブリが家の中に潜んでいるかを見分ける方法と、発見時の対応策・予防方法について詳しく解説します。
家庭でゴキブリを見つけるための9つの方法
家の中でゴキブリを見かけたけど、すぐに見失ってしまったら、以下の方法で確認してみましょう。
①粘着シートを使う
ゴキブリが隠れているかもしれない場所に粘着シートを設置してみてください。
ゴキブリ専用の粘着シートには強力な誘引剤が含まれており、油分を吸収する機能もあるため、ゴキブリの捕捉が可能です。
使用後はシートごと捨てられるので、ゴキブリに触れることはありません。
②罠を仕掛ける
ゴキブリを確認する別の方法として、罠を仕掛けるのも有効です。
瓶にバターや油を塗り、餌を置いておくと、中に入ったゴキブリが滑って出られなくなります。
③明かりを使って確認
ゴキブリは光に反応することがあります。
疑わしい場所に懐中電灯やスマートフォンのライトを当ててみて、動きがあれば駆除しましょう。
④暗闇で待つ
ゴキブリは夜行性なので、暗いほうが活発的に動き出します。
明るい場所ではゴキブリが隠れてしまうことがあるため、部屋の明かりを消して暗くし、しばらく待ってから再度光をつけて確認してみましょう。
⑤家具や家電の裏を調べる
ゴキブリは狭くて暗い場所を好むので、家具や家電の裏側を点検することが効果的です。
熱を持つ家電製品の裏側は特に注意が必要です。
暗すぎて見えにくい場合は懐中電灯を使用してください。
⑥壁や家具を叩く
ゴキブリは振動に敏感なので、壁や家具を叩くことで物陰から出てくる可能性があります。
激しく叩くと家具・家電が壊れたり、隣人の迷惑になることもあるので、気を付けて下さいね。
ただ、家具や隙間の奥の方に隠れている場合は出てこないこともあるので、他の方法と併用して探してみて下さい。
⑦家具や家電を動かす
ゴキブリは振動に反応するため、家具や家電製品の裏を動かしてみると、隠れているゴキブリが出てくるかもしれません。
重い物の場合は、音楽を流したり、軽く叩いたりして振動を与えるのも効果的です。
⑧ゴキブリのフンを探す
ゴキブリが隠れている場合でも、そのふんはよく残ります。
特に、大きな家具や家電製品の裏側など、ゴキブリが好むとされる箇所を中心に、キッチンの食器棚や引き出しなど家の中の様々な場所を確認することが大切です。
ゴキブリのふんは、小さい粒状で、色は茶色か黒色が一般的です(チャバネゴキブリの場合は約1mm、クロゴキブリでは2~3mm程度)。
時には液体状や半固形のふんも見られます。
⑨殺虫剤を使う
ゴキブリが潜んでいると思われる場所に殺虫剤を吹きかけてみましょう。
ただし、子供やペットがいる家庭では安全性を考慮して、冷却系の殺虫剤の使用が推奨されます。
これらは従来の殺虫成分を含まず、より安全です。
以上、部屋にゴキブリが潜んでいるかどうかを確認するための7つのステップをご紹介しました。
見つけた場合は迅速に対処しましょう。
さらに、定期的な掃除と整理整頓を心がけることで、ゴキブリが好む環境を作らないようにすることが、予防に繋がります。
これにより、ゴキブリの侵入や繁殖を防ぐことができます。
※大きい黒ゴキブリが出る原因については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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ゴキブリ対策の3つの方法
ゴキブリ対策の3つの方法は『毒餌の活用』『煙霧剤の使用』『害虫駆除業者への依頼』です。
できるだけゴキブリにと遭遇しないように、事前に対策しておきましょう!
①毒餌の活用
ゴキブリを発見した際には、彼らの通路に毒餌を設置すると良いでしょう。
ゴキブリはこの毒餌を巣に持ち帰り、他のゴキブリがそれを食べることで群れを駆除できます。
毒餌の中で一番口コミが良いのが『ブラックキャップ』です!
室内用・隙間用・屋外用があり、場所に合わせて選べるのも便利です。
グラックキャップのAmazonの口コミは、合計すると2万件近くは書き込まれているので、是非一度ご確認下さい!
ただし、誤ってペットや小さな子供が触れないように、設置場所には注意が必要です。
②煙霧剤の使用
部屋全体に殺虫成分を含む煙を広げる煙霧剤は、隠れているゴキブリにも効果的です。
定期的に使用することで、孵化した幼虫も含めて駆除できます。
使用時には、家電や食器類を保護する必要があり、使用中は部屋を離れる必要があります。
③害虫駆除業者への依頼
自力での駆除が困難な場合、専門の害虫駆除業者に依頼するのも一つの手です。
彼らは専門的な知識と技術を駆使して、隅々まで駆除してくれます。
毒餌や煙霧剤を使うよりも費用はかかりますが、徹底した駆除が期待できるため、根本的な解決を望む方には適しています。
1Kや1Rの部屋でも、駆除費用は10,000円以上かかることが一般的ですが、これによりゴキブリを完全に排除することができます。
※外置きの洗濯機のゴキブリ対策については、こちらの記事で紹介しています。
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参考洗濯機を外置きするとゴキブリが侵入する理由や対策!一緒に洗濯した時の掃除方法も
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自宅にゴキブリを寄せ付けない5つの対策方法
自宅にゴキブリを寄せ付けない5つの対策は『侵入口の封鎖』『清潔な環境の維持』『ダンボールの管理』『室内植物の管理』『食べ物の放置を避ける』です。
ゴキブリとの遭遇を避けるためには、自宅に寄せ付けないことも大切です。
これらの対策について、更に詳しくご紹介します。
①侵入口の封鎖
ゴキブリは外から家へと侵入することが多いです。
玄関や窓以外にも、換気扇、エアコンの配管、水回りの隙間から侵入することがあります。
これらの小さな侵入口を塞ぐために、エアコンの配管や浴室の排水口にフィルターを設置したり、隙間にシーリング材を充填するなどの対策が効果的です。
②清潔な環境の維持
ゴキブリは湿った環境で繁殖しやすいため、家の中を清潔に保つことが重要です。
特に、水回りの清掃に注意しましょう。
キッチンやバスルームを使用した後は、水分を拭き取ってしっかり乾燥させることが大切です。
湿気を避け、清潔に保つことがゴキブリの発生を防ぎます。
③ダンボールの管理
ダンボールはゴキブリにとって魅力的な住処です。
暖かく湿気のある環境を好むゴキブリにとって、積み重ねられたダンボールは理想的な隠れ家になります。
ダンボールに小さな黒い点がある場合、それはゴキブリの卵の可能性があります。
不要なダンボールは迅速に処分し、清潔な環境を保つことがゴキブリの予防に繋がります。
④室内植物の管理
湿気を好むゴキブリは、室内の植物にも惹かれがちです。
たとえば、植木鉢を持ち上げたときにゴキブリを見つけることもあります。
ゴキブリの発生を避けるためには、できるだけ室内に植物を置かないのがベストです。
それでも室内に植物を置きたい場合は、ゴキブリが避けるミントやレモングラスなどの植物を選ぶと良いでしょう。
⑤食べ物の放置を避ける
ゴキブリ対策の重要なポイントは、食べ残しや食品を放置しないことです。
床に落ちた食べカスやテーブルに残された食べ物はゴキブリを引き寄せる原因になります。
特にチーズ、油、砂糖などの匂いの強い食品には注意が必要です。
これらはゴキブリを引き寄せる餌となり得ます。食べ物はきちんと片付け、冷蔵庫で保管するのが望ましいです。
ゴキブリの生態と生活習慣
ゴキブリは地球上で非常に古い昆虫の一種で、約2億5000万年前から存在しています。
彼らは強靭な生命力と驚異的な繁殖力を持ち、1匹を見かけたらその裏には数多くが潜んでいる可能性が高いとされています。
ゴキブリは群れで生活することが多く、単独で活動することはまれです。
彼らはクモやハチのように目立つ巣を作ることはせず、隠れ家で集団生活を営んでいます。
雑食性のゴキブリは、残飯や腐敗した物質だけでなく、ホコリや人間の髪の毛、本のカバーなども食べます。
暑く湿度の高い環境を好むため、夏には活動が活発になり、特にこの時期は産卵が多く、急激に個体数が増加するので注意が必要です。夏にゴキブリを発見した場合、迅速な対処が求められます。
部屋にゴキブリがいるか確かめる方法:まとめ
ゴキブリはただ不快なだけでなく、大量発生すると健康にも影響を与える害虫です。
見かけなくても隠れている可能性がありますから、予防策を講じることは重要です。
今回紹介した予防策を実践し、ゴキブリの有無を確認し、発見したら早急に対処しましょう。
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