湿気を好む害虫、ゴキブリの問題は深刻です。
いったん増え始めると、駆除は非常に困難になります。
特に、屋外やベランダに置かれた洗濯機は、ゴキブリの侵入がしやすい環境です。
この記事では、洗濯機を外置きにするとゴキブリがくる理由や、それに対する効果的な対策をご紹介します。
洗濯機を外置きするとゴキブリが侵入する理由
ゴキブリは暖かく湿度の高い環境を好むため、外置きの洗濯機は理想的な場所になります。
具体的には、以下の条件がゴキブリを引き寄せます。
- 高い湿度と温度
- 水分の存在
- 埃やカビのある汚れた環境
ゴキブリは雑食で、食べ物と水があればどこへでも引き寄せられます。
普段は下水道に生息し、配管や壁を通って侵入してきます。
外置きの洗濯機内に埃やカビがあれば、それがゴキブリの食料になることがあるということです。
結局のところ、これらの色々な条件が組み合わさることで、外置きの洗濯機がゴキブリの侵入先となってしまいます。
※部屋にゴキブリがいるか確認する方法は、こちらの記事で紹介しています。
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参考部屋にゴキブリがいるか確かめる方法9選!遭遇しない対策や家に寄せ付けない方法
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外置きの洗濯機のゴキブリ対策:4つの方法
洗濯機を外置きした場合のゴキブリ対策は、洗濯機にカバーをかけて保護する、排水ホースの管理を徹底する、洗濯機周辺の清掃、ゴキブリ専用の置き型毒エサやスプレーを使用することです。
新しいアパートや新品の洗濯機でも、ゴキブリが出るリスクは否めません。
特に、屋外に設置された洗濯機には注意が必要です。
洗濯機にカバーをかけて保護
洗濯機の蓋を開けた状態で、専用のカバーを被せましょう。
外置きの洗濯機は、ゴキブリや他の虫が寄ってくる恐れがあります。
カバーを使えば、虫の侵入を防ぎ、洗濯機内部を守ることができます。
ただし、蓋を閉じるとカビが生えることもあるため注意が必要です。
カバーはホームセンターやネットで簡単に手に入り、様々なサイズやデザインがあります。
排水ホースの管理を徹底
洗濯後には排水ホースを取り外し、洗濯機の横に掛けておきましょう。
これにより、ゴキブリが下水からホースを通じて侵入することを防げます。
ホースの口にネットを取り付けることも効果的です。
取り外しが面倒かもしれませんが、カビ防止にもつながります。
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洗濯機周辺の清掃
外置きの洗濯機の周りを、常に清潔に保ちましょう。
ベランダや室内はホコリやゴミが溜まらないようにして、物をなるべく置かないようにしましょう。
ゴキブリは温暖かつ湿度の高い環境や、食べ物になるホコリやゴミを好むため、洗濯機の周辺が汚れていると侵入されるリスクがあります。
特に以下の行動は避け、対策を講じましょう。
- 段ボールを放置しない:ゴキブリの巣になりやすいため、迅速に処分しましょう。
- ゴミ袋を置かない:生ゴミの臭いにゴキブリが引き寄せられるためです。
- 鉢植えをたくさん置かない:鉢植えは直置きせず、棚などを活用して湿気を溜め込まないようにしましょう。
屋外やベランダは室内と異なり、少し汚れても気にしない傾向がありますが、ゴキブリの繁殖リスクを考えると、常に清潔に保つことが大切です。
外置きの洗濯機の周囲を清潔に保ちながら、専門のゴキブリ対策用品を使うことで、より効果的な防除が期待できます。
ゴキブリ専用の置き型毒エサやスプレーを使用する
<置き型毒エサ>
日本製のゴキブリ用毒エサは、置くだけで優れた効果を発揮します。
この毒エサを食べたゴキブリが巣に戻り死亡すると、他のゴキブリもその死体を食べて死にます。
これにより、巣全体を駆除し、新しいゴキブリの発生を防ぐことができます。
雨や日光を避けて、効果を維持するために定期的な交換が必要です。
特に注目されている製品『ブラックキャップ』には、ゴキブリに効くフィプロニル成分が含まれており、小型から大型のゴキブリまでしっかりと駆除できます。
巣の近くやゴキブリがよく出る場所に置けば、自動的に駆除することができます。
巣全体を根絶するブラックキャップの効果
- 食べたゴキブリの死体や排泄物を食べた他のゴキブリも死亡
- 新たに侵入するゴキブリに対しても有効⇒繁殖を防ぎ、巣を作らせない
この製品はドラッグストアやネットショッピングで簡単に購入でき、約1,000円で1年間の効果が持続します。
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<ゴキブリ忌避スプレー>
ゴキブリが嫌う成分が入っているため、侵入を予防することが可能です。
スプレーした箇所にゴキブリがいた場合、殺虫成分が効いて退治することができます。
特に洗濯機の排水口や侵入しそうな場所にスプレーすると効果的です。
ゴキブリが出現した場合は、直接スプレーしても良いでしょう。
私の経験では、スプレーしたあとにベランダや玄関外でゴキブリが死んでいるのを見かけることがあり、自分が戦わなくて済むのは助かります。
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ただし、洗濯機内部や本体にスプレーすると故障の原因になるので、この点には注意が必要です。
※部屋にいるゴキブリの対策については、こちらの記事でも紹介しています。
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参考ゴキブリは一匹いたら対策が必要!駆除方法や予防策・繁殖する環境について
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外置きの洗濯機の中にゴキブリがいた時の対処法
もし洗濯槽にゴキブリがいたことに気付かず洗濯してしまった場合の手順は、①洗濯槽内のゴキブリの卵を確認、②ゴキブリの死骸をネットで取り除く、③洗濯槽クリーナーで除菌するです。
洗濯機の中にゴキブリがいると焦りますが、パニックにならず、冷静に行動しましょう。
①洗濯槽内のゴキブリの卵を確認
最初に行うべきは、洗濯槽内にゴキブリの卵が残っていないかを確認することです。
ゴキブリの卵は殺虫剤や洗剤では死にません。
これらの卵は約7mm〜10mmの大きさで、小豆のような形状をしています。
もし卵を見つけたら、高温のお湯をかけて完全に死滅させた後、処分してください。
②ゴキブリの死骸をネットで取り除く
ゴキブリが洗濯中に分解され、洗濯物に散らばっていることがあります。
洗濯物を取り出した後、専用のネットでゴキブリの死骸を回収しましょう。
完全な形で残っている場合は、取り出してから殺虫スプレーや洗剤で処理し、適切に処分してください。
※洗濯機に殺虫剤を直接使用することは避けてください。
洗濯機内部のゴミ取り用ネットにも残骸が入っている可能性があるため、取り外してきれいに掃除してください。
③洗濯槽クリーナーで除菌
ゴキブリの死骸を取り除いた後も不安がある場合は、洗濯槽クリーナーを使用しましょう。
塩素系や酸素系など、さまざまなタイプのクリーナーが市販されており、除菌力に特化したものもあります。
特に塩素系のクリーナーは強力な殺菌効果があり、ゴキブリの残骸を効果的に取り除くのに適しています。
クリーナーを購入する際は、ご自宅の洗濯機に適しているかどうかを確認してください。
洗濯機を外置きするとゴキブリが侵入する理由や対策:まとめ
この記事では「洗濯機を外置きするとゴキブリが侵入する理由や対策」や「一緒に洗濯した時の掃除方法」についてご紹介しました。
- ゴキブリは高温多湿な環境を好むため、洗濯機は彼らにとって理想的な場所です。
- 外置きの洗濯機へのゴキブリ対策は「洗濯機カバーの使用・排水ホースの取り外し・定期的な掃除・毒エサやスプレーの利用」などです。
- 洗濯機内にゴキブリが侵入してしまった場合の対応方法は、①卵の確認②ネットでの死骸の回収③洗濯槽クリーナーの使用による除菌です。
ゴキブリ問題への対策としては、日々の清掃も非常に重要ですが、これらの簡単な対策を実施することで、ゴキブリとの戦いに勝つことができます。
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参考ゴキブリは一匹いたら対策が必要!駆除方法や予防策・繁殖する環境について
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