台風や豪雪などの悪天候が原因で、新幹線の運行が一時的に中断されることがあります。
この際、JR東日本・JR西日本・JR東海などの鉄道運営会社は、事前に「計画運休」として発表することがあります。
悪天候が予測される際に「明日は新幹線は動く?」「計画運休の発表はいつあるの?」「運行停止になった場合、新幹線の切符の払い戻しはできるの?」という点も気になりますよね。
この記事では、
・新幹線の計画運休はいつ決まる?
・新幹線の計画運休はいつ・どんな時に発表される?
・新幹線の計画運休:過去の事例
・新幹線の計画運休による切符の払い戻しについて
という内容を詳しくご紹介いたします!
新幹線の計画運休はいつ決まる?
新幹線の計画運休に関する情報は、運休の可能性が判明してからおよそ48時間前・そして計画運休の具体的な告知は24時間前に行われるのが一般的です。
新幹線の計画運休には、「運休の可能性」と「具体的な運休の発表」の2段階があります。
国土交通省は鉄道会社に対し、運休の可能性がある場合は約48時間前に通知するように指示しています。
そして、実際の計画運休の発表は約24時間前になされます。
例えば、8月14日に計画運休が予定されている場合、
- 運休の可能性の発表:8月12日
- 新幹線の運行中止や時刻変更などの詳細発表:8月13日
となります。
注意点として、過去には当日の午前中に運行中止が告知されることもありました。
通常は前日の発表が基本ですが、状況によっては当日の午前中まで発表が遅れることがあるので、その点を念頭に置いておくと良いでしょう。
新幹線の計画運休はいつ・どんな時に発表される?
新幹線の計画運休の例をあげると、お盆や夏休みに台風が近づいたり、年末年始やお正月に大雪が予想される場合などに、新幹線は安全のために計画運休を発表することがあります。
新幹線の計画運休の例
- お盆や夏休み:大型台風が接近する場合
- 年末年始やお正月:大雪が予想される場合
悪天候の状況に応じて、運行本数を減らす・運行時間を変更するなどの措置がとられることがあります。
鉄道各社の公式サイトやSNSで、計画運休についての情報を確認することができます!
【08/10,15:30現在】
お知らせ
台風7号接近に伴う影響で、沿線での大雨・強風が予想されています。このため、台風の進路や勢力次第では、13日~16日の間の一定期間で、計画運休や急きょの運転見合わせ等が発生する可能性があります。この期間をさけた行程への変更をご検討ください。#新幹線 #運行情報— 東海道新幹線(東京~新大阪)運行情報【JR東海公式】 (@JRC_Shinkan_jp) August 10, 2023
新幹線の計画運休:過去の事例
新幹線の計画運休は、2014年頃から鉄道業界で採用され始めた新たな取り組みです。
まだ頻繁に行われているわけではありませんが、近年では「前日に計画運休が発表される」というケースが増えています。
ここでは、過去に実施された計画運休の具体例を振り返ります。
計画運休の過去の事例
- 2018年9月30日:JR東日本が台風24号を理由に新幹線の運行を中止し、その決定を当日の午前中に公表しました(運行中止は18:20分以降)
- 2019年10月12日:JR東海が台風19号の影響で計画運休を実施(発表は前日の10月11日)
2018年の台風24号に際しては、発車時刻の約8時間前に電光掲示板やJRのウェブサイトで情報が更新されました。
一方、2019年の台風19号では、前日に計画運休の発表がなされました。
これらの経験を踏まえ、JRでは新幹線の運行停止を前日に決定し、告知するように変更しています。
計画運休は災害対策としての歴史は浅いですが、その重要性は日に日に高まっています。
新幹線の計画運休による切符の払い戻しについて
新幹線が計画運休で運行中止となった場合の払い戻しは、手数料無料で全額返金され、利用日の変更も可能です。
通常、新幹線の運行が中止される場合、払い戻しには手数料が発生しますが、計画運休の際はこの手数料が免除されます。
切符の払い戻し有効期限は、運行が中止された日から1年間です。
返金を受けるには、JRの「みどりの窓口」に切符を持参する必要があります。
旅行会社経由で購入した切符の場合、一般的には旅行会社に連絡し、返金・払い戻しの手続きを行います。
この際、旅行パンフレットに記載されている各社の規定を確認することが肝心です。
2023年8月7日~18日までの計画運休期間で発表されていた内容
- エクスプレス予約利用者:自分で変更・払い戻しを実施
- スマートEX利用者:自分で変更・払い戻しを実施
- JR駅で購入した切符:指定席券売機で変更・払い戻しを実施
- その他:みどりの窓口で手続き
新幹線の計画運休:決定時期や払い戻しについて
この記事では『新幹線の計画運休はいつ決まる?』『払い戻しの金額や過去の事例』について紹介しました。
- 新幹線の計画運休に関する情報は、運休の可能性が判明してからおよそ48時間前・具体的な告知は24時間前に行われるのが一般的です。
- 計画運休には、「運休の可能性」と「具体的な運休の発表」の2段階があります。
- 新幹線の計画運休は、お盆や夏休みに台風が近づいたり、年末年始やお正月に大雪が予想される場合などに、発表されることがあります。
- 計画運休で運行中止となった場合の払い戻しは、手数料無料で全額返金され、利用日の変更も可能です。
新幹線の計画運休が発表されそうな時は、公式サイトやSNSで最新情報をチェックしましょう!
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